Anthem(アンセム)とは – 音楽用語

公開日:  最終更新日:2019/01/13

意味

元々は聖公会の教会音楽の一種。聖歌、交唱賛美歌。国歌。

特定の集団のシンボルとしての賛歌、祝いの歌、祝曲。 転じて、ある音楽ジャンルや音楽ムーブメント、サブカルチャー等のシンボルとみなされる代表曲のこと。

用例

  • National Anthem(ナショナル・アンセム=国歌)
  • Rock Anthem(ロック・アンセム)
  • Mod Anthem(モッズ・アンセム)
  • Grunge Anthem, Grunge-Rock Anthem(グランジ・アンセム、グランジロック・アンセム)
  • Dance Anthem(ダンス・アンセム)
  • Club Anthem(クラブ・アンセム)
  • Hip Hop Anthem(ヒップホップ・アンセム)
  • House Anthem(ハウス・アンセム)
  • Techno Anthem(テクノ・アンセム)
  • Ibiza Anthem(イビザ・アンセム)
  • EDM Anthem(EDMアンセム)

代表曲

The Greatest Indie Anthem Ever revealed – NME

 

「ローリングストーン誌が選ぶ500曲」などに入るような有名曲はたいていアンセムになってしまいますが、とりわけラジオでのオンエアやDJプレイなどでアンセムとして意識してプレイされる曲を挙げます。

The Who – My Generation [1965]

音楽とファッションの総合的なサブカルチャー、モッズブームのアンセム、Mod Anthemと言えばこの曲です。

 

Queen – We Are The Champions [1977]

今やロック・クラシックに分類されてしまいますが、ロック・アンセムです。クイーンのもう一つのアンセム「We Will Rock You」も同様に扱われます。

 

Cheryl Lynn – Got To Be Real [1978]

ダンスクラシック・アンセムの一つ。名曲の多いジャンルなので必ずモメます。残りは元ダンクラ番長の諸兄が100曲くらい挙げて解決してくれるはずです、アースの「Let’s Groove」とか、シャラマー「A Night To Remember」とか・・・止まらなくなりそう。

 

The Sugar Hill Gang – Rapper’s Delight [1979]

オールドスクール・ヒップホップのアンセムです。Grandmaster Flashの「The Message」を挙げる人も。エレクトロブギー派ならArthur BakerとAfrika Bambaataaの「Planet Rock」を挙げることでしょう。

 

Marshall Jefferson – Move Your Body [1986]

郵便局で働いていたマーシャル・ジェファーソンが生み出したシカゴハウス・アンセム。単純にハウス・アンセムと呼んでも構いません。ピアノ演奏が入っているために当初はハウスとみなされていなかったものの、ロン・ハーディ、フランキー・ナックルズの助力を得てシカゴハウスの大ヒットとなった曲です。

 

Rhythm Is Rhythm – Strings Of Life [1987]

Derrick Mayが制作したデトロイトテクノ・アンセム。「テクノ」の名称は、当時ベストセラーとなった未来予測学者アルビン・トフラーの名著「The Third Wave(第三の波)」の一節から採られました。

 

A Guy Called Gerald – Voodoo Ray [1988]

アシッドハウス・アンセムです。音楽史上初のアシッドハウス「Phuture – Acid Tracks [1987]」も歴史的見地からはアンセムと言えますが曲のウケも加味されます。

 

Nirvana – Smells Like Teen Spirit [1991]

異論を挟む余地のないグランジロック・アンセム

 

Naughty By Nature ‎– Hip Hop Hooray [1992]

ヒップホップ・アンセムは数多くあり、この話題は必ずモメて殺人事件が起きますが、まだ死にたくないのでひとまずヒップホップ応援歌/讃美歌の位置付けであるこの曲を挙げて逃げます。。

 

Underworld – Born Slippy .NUXX [1995]

特定ジャンルに押し込めて語るのは難しいのですが、あえて言うなら明らかに90年代のクラブ・アンセムです。(この曲はイビザ・アンセムでもあります。)

 

Oasis – Don’t Look Back In Anger [1996]

イギリスの国歌とまで言われたインディーロック・アンセム。マンチェスターで発生したアリアナ・グランデのコンサート会場における自爆テロ事件でも追悼アンセムとして歌われました。

 

Roy Davis Jr ft Peven Everett – Gabriel [1996]

リリース当時にはまだ存在していなかったジャンル、UKガラージのアンセムです。元々ハウスレコードとして制作され後にUKGの基盤となった曲として、英国BBC Radioが選ぶ「ダンスミュージックを形作った過去30年史上の重要曲」にも選出されています。

 

Stardust – Music Sounds Better With You [1997]

画像はDaft Punk(ダフト・パンク)のThomas Bangalter(トーマ・バンガルテル)が1997年に手掛けたフレンチ・ハウス。当時はNu Disco(ニューディスコ)という言葉すら存在していませんでしたが、現在はニューディスコ・アンセムとされる曲です。

Stardust – Music Sounds Better With You [1997]仏

 

Moloko – Sing It Back [1998]

「時計じかけのオレンジ」に登場する麻薬入りミルクから命名したエレクトロポップ/ダンスポップ・デュオ、モロコによるイビザ・アンセム

 

EDMアンセム

並クラスの曲にまでアンセムという言葉を商業利用する風潮のあるEDMですが、確実に有名曲の数も多いのでまずは初期のEDMアンセムをいくつか挙げます。

Swedish House Mafia – Don’t You Worry Child ft. John Martin [2012]


Showtek ft. We Are Loud & Sonny Wilson – Booyah [2013]


Martin Garrix – Animals [2013]


DJ Snake, Lil Jon – Turn Down for What [2013]


Dimitri Vegas, Martin Garrix, Like Mike – Tremor [2014]

 

 

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