Digger(ディガー)/Crate Digger(クレイト・ディガー/クレート・ディガー)とは – 音楽用語

公開日:  最終更新日:2018/01/30

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ディガーとは ~ 音楽用語

Digger、Record Digger、Crate Digger、Vinyl Digger

元々はヒップホップ用語で、レコード店をまわり、サンプリングネタを求めて古いレコード漁りをする人のこと。レコード・ディガー、ヴァイナル・ディガー。音源堀り。単純にディガーと呼ぶことが多い。

Crate=バスケット + Digger=掘る、発掘する

つまり、バスケットに放り込まれて人が見向きもしないようなジャンク品扱いのレコードから、有用な音源を探す人のこと。マニアックなレコードコレクターのこと。

Urban Dictionary – Cratedigger
Urban Dictionary – Crate Digging
Discogsのイベント、Crate Diggers Record Fair
Discogsのイベント、Discogsが2017年に世界10都市でレコードフェアー『Crate Diggers』を開催へ

アーティスト

海外のディガーは実際、挙げればキリがありません。John Peel(ジョン・ピール)※7万枚 やGilles Peterson(ジャイルス・ピーターソン)※3万枚 のようなBBCの大物DJは、当然のごとく全員がレコード・コレクター/ディガーです。アーティストでは DJ Shadow の6万枚、DJ Questloveの5万枚が知りうる中では巨大です。

著名なレコードコレクターの所有枚数は100万枚単位ですが、ディガーとしての観点からは、活用のされ方が重要であって数量の問題ではないのでここでは比較は避けます。

有名どころのアーティストでは、J Dilla(ジェイ・ディラ)、DJ Jazzy Jeff (DJジャジー・ジェフ)、Dimitri From Paris(ディミトリ・フロム・パリ)、 Mark Ronson(マーク・ロンソン:Uptown Funk ft. Bruno Mars)、Four Tet(フォー・テット)、Midland(ミッドランド)、Caribou(カリブー)、Joey Negro(ジョイーイ・ネグロ)、Ed Motta(エヂ・モッタ)、DJ Questlove(DJクエストラブ:ザ・ルーツ)、Cut Chemist(カット・ケミスト:ジュラシック5)、Peanut Butter Wolf(ピーナッツ・バター・ウルフ)、DJ Shadow(DJシャドウ)などが挙げられます。

YouTubeの「Crate Digger」シリーズでは、主要なディガー・アーティストが閲覧できます。

 

「The Vinyl Factory」のCrate Diggers特集でも、DJやミュージシャンのレコード収集の様子が分かります。

The Vinyl Factory – Crate Diggers

 

この「再利用できる音楽資産」の層の厚さこそが、洋楽と邦楽のイノベーション・パワーのクリティカルな違いだということが良く分かります。90年代に飛躍をみせた邦楽が、その後失速した原因の一つかもしれませんね。(音楽文化圏での孤立や芸能重視の音楽界、放送メディアによる鎖国的状況など理由は山ほどありますが)

サンプリングを使用した電子音楽は、どうしても旧態依然のロッキストから軽んじられ易い傾向にありますが、膨大な音源からネタを探して再構成する苦労を知れば、レコード・ディギング自体が音楽制作の重要なプロセスであることが分かります。

 

 

海外

世界の驚くべきレコードコレクション | Music – Red Bull
Discogs – Kon(King Of Nothing) ディスコグラフィー
Motor City Drum Ensemble – RA / TOKYO SCENE NEWS / XLR8R

日本

 

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