Nu Disco(ニュー・ディスコ)とは – 音楽ジャンル Part 5

公開日:  最終更新日:2018/09/22

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Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 1 90年代~2000年
Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 2 2001年~2004年
Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 3 2004年~2013年
Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 4 2014年~2017年
Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 5 2018年~

 

2018年~現在

2017年よりDeep House(ディープ)ハウス系のアーティストによる Disco House とバンド系の Indie Dance が活発化しています。今後の成り行きに注目!

 

イビザ・アンセム「Horny」で有名なMousse T.の最新ヒット。

Mousse T. featuring TAZ & Inaya Day – Rock The Mic [2018]独

 

フジロック2018出演!Deep House(ディープハウス)とニューディスコの中間的な性格を持つPeggy Gou(ペギー・グー)の最新ヒット!フランス語や南米圏の言語のように聞こえますがよく聴けばなんと韓国語!いわゆるK-POPとは無関係な本物のダンス・アンダーグラウンドの舞台で、アジアの言語でも世界で勝負できることを証明してしまったという意味で衝撃的な曲です。日本よ、大衆ポップにうつつを抜かしてないで覚醒せよ!!

Peggy Gou – It Makes You Forget (Itgehane) [2018]独/韓 Indie Dance / Nu Disco

 

Candido – Jingo [1979]のRiddimを下敷きにしたディスコトラック

Illyus & Barrientos – So Serious [2018]英

 

サマソニ2018にも出演したUKのダンス・パンク・バンド、Friendly Fires(フレンドリー・ファイアーズ)のサマーヒット!BBC Radio 1 ヘビロテ。

Friendly Fires – Love Like Waves [2018]英

 

オーストラリア・シドニー出身のエレクトロニック・デュオ。シリアスなラブソングと裏腹に悪意のあるシュワルツェネッガーのカットがジワジワ来ますw

Flight Facilities — Need You feat. NÏKA [2018]豪

 

ZHU, Tame Impala – My Life [2018] indie Dance/Nu Disco 米豪

 

ニュージーランドのサイケデリック・ロックバンド、Unknown Mortal Orchestra(アンノウン・モータル・オーケストラ)より。

Unknown Mortal Orchestra – Everyone Acts Crazy Nowadays [2018]NZ

 

インディーレーベルPAMPAを主催するドイツ、ハンブルクのディープハウス系音楽プロデューサー、DJ Koze(ディージェイ・コーツェ)の最新ヒット。歌はGladys Knight & the Pips「Neither One of Us」から、ディスコトラックはMelba Moore「Pick Me Up I’ll Dance」から。

Dj Koze – Pick Up [2018]独

 

遅ればせながら2018年の春にBBC Radio 1にてヘビロテ化した曲です。原曲は1976年のThelma Houston – Don’t know why i love you。このヒットをもってデニス・サルタはBBC Radio 1 IBIZA 2018への出演が決定しました。

Denis Sulta – DKY (But I Do) [2017]英

 

80sサウンド系の台頭

ヒット曲「ニュートロン・ダンス」を筆頭に3連発! TRドラムマシンでパーカッションを弄んでいた頃の「電子トロピカル」な80sサウンドは夏にピッタリなのかもしれません。

Krystal Klear – Neutron Dance [2018]米

アイルランド・ダブリン出身、NYを拠点に活動するハウスDJ/プロデューサー、Krystal Klear(クリスタル・クリア)の2018年サマーヒット。80年代Hi-NRG(ハイエナジー)を彷彿させるローランドTR-808ドラムマシン由来のチープなCowbell(カウベル)サウンドが印象的な1曲です。BBC Raido 1 Friday Night 6月~8月のヘビロテ曲。

 

レイザーラモンそのままのハードゲイPVでも知られるマン・パリッシュによる80s有名曲「メイル・ストリッパー」の2018カバー。(原曲の方が好きだけど…)

Purple Disco Machine – Dished (Male Stripper) [2018]独

Dished 原曲

Man 2 Man Meet Man Parrish – Male Stripper [1987]米

 

2018年の現在でもフィルターディスコの手法は健在です。ネタ使いも80sモノが増えています。

Cedric Gervais – Do It Tonight [2018]米

Do It Tonight原曲

S.O.S. Band – Take Your Time (Do It Right) [1980]米

 

 

Mella Dee – Donny’s Groove [2018]英

Donny’s Groove 原曲

Melba Moore – You Stepped Into My Life [1978]米

 

Young Romantic – MOVE (Time to Get Loose) [2018]

ローファイ・ハウスから誕生したNu Disco(ニュー・ディスコ)ヒット!

Young Romanticという正体不明のアーティストからリリースされたこの曲の実体は、Lo-Fi House(ローファイ・ハウス)の雄、オーストラリアのMall Grab(モール・グラブ)によるインストゥルメンタル曲「Feel Good House」をベースにヴォーカル版「Feel Good House (EAcapella)」としてリリースされていた曲から、ローファイ成分(歪み)を除去して別名で一般向けに再リリースされたものです。90年代後半、Stardust時代の古典的なフィルターディスコのスタイルながら2018年の夏ヒットに。

 

MOVE オリジナル曲

Mall Grab – Feel Good House [2018]豪


Mall Grab – Feel Good House (EAcapella) [2018]豪

 

強力なキラーチューンを放り込んできた The S-Men(ジ・エスメン)の実体は90年代初期から「Underground Solution – Luv Dancin’」「Another Chance」等の大ヒットをリリースしてきたRoger Sanchez(ロジャー・サンチェス)、DJ Sneakらディープハウス系の大御所DJ陣!1997年のデビューシングルから20年もの間放置され続けてきたユニットを再始動させ、リリースした2ndシングルです。これぞシカゴハウス~NYガラージの残党オヤジ達のパワー!

The Smen – Who We Are (Jacked Mix) [2018]米

 

2018年に知名度を上げたPeggy Gou(ペギー・グー)による、2001年のニューディスコ・アンセム「At Night」のアシッドハウス・リミックスです。ローランドTB-303 もしくはそのクローンによるアシッドサウンドの効かせ方が非常に上手い彼女は今後も活躍しそうです。

Shakedown – At Night (Peggy Gou’s Acid Journey Remix)スイス/韓/独

 

Finn – Sometimes The Going Gets A Little Tough (Mella Dee Going Got A Bit Tougher Mix) [2018]

 

 

どこまでがNu Discoなのかという課題

古いディスコソングを見つけてリズムトラックと合わせるという作業は、ガラージ・ハウス(ディープハウス)系のDJにとってはお手のものであるため、このタイプのトラックはいくらでも量産されてしまう傾向があります。

ハウスミュージックそのものがニューディスコ的手法により発展し、ニューディスコの楽曲の大部分がハウスのサブカテゴリに属しているため、HouseもしくはNu Discoのどちらのタグをつけることも可能な曲が多いのです。

特にBeatportやJuno、Discogs などでは判断不能のときに、ひとまずシンプルに「Disco」や「House」などと記載するケースが多く、実際にはディスコ・ハウス(=すなわちニューディスコの別名)に当てはまることもよくあります。

カテゴリをくっきりと分けてコンパイルしようとする日本人の悪い癖を捨て、境界の曖昧なそれらの楽曲を適度にミックスして使用するのが正しい形だといえるでしょう。

また、ニューディスコとはサンプリングによって制作されたディスコ・ハウスのみを指す訳ではなく、バンドによって新たに制作された楽曲も含んでいます。Traxsourceがハウス系のNu Discoとロック系Indie Danceを混在させてカテゴライズしているように、ロックバンドやR&Bバンドの楽団としての機能は新しいサウンドを創造する推進力として欠かせず、互いに補完関係にあるため、本コラムでも双方を織り交ぜて紹介しています。

オンライン店、Beatportが「Nu Disco」というジャンル名誕生のきっかけであったものの、音楽界の権威という訳ではないため、以降のジャンル分けについては各媒体の評論を参考に、自分の耳と解釈で聴き分けるのが良いと思われます。

 


 

つづく

 

Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 1 90年代~2000年
Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 2 2001年~2004年
Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 3 2004年~2013年
Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 4 2014年~2017年
Nu Disco(ニュー・ディスコ) Part 5 2018年~

 

 

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